物価上昇で、賃上げか?
【フィリピン】最低賃金引き上げか、企業に打撃
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080416-00000008-nna-int
コメやガソリンなど生活必需品の高騰を踏まえ、アロヨ大統領は14日、地方の地域賃金生産性委員会(RTWPB)を集めた会議を招集し、賃金調整を協議する方針を明らかにした。これに対し、企業側からは「賃上げではなく手当増額などの臨時措置で対処するべきだ」といった反発の声が出ている。
15日付地元各紙が報じた。アロヨ大統領は基本給、生活手当(COLA)の増額、働く母親のための託児所設置など幅広い議題を話し合いたい意向だ。
法定最低賃金は毎年1回8月ごろに見直されているが、緊急の場合は労働組合からの要望がなくても実施が可能という。
首都圏では昨年8月、基本給が1日当たり12ペソ引き上げられた。非農業従事者の場合、基本給の312ペソに生活手当の50ペソを加えて、法定最低賃金は1日362ペソとなった。05、06年はそれぞれ25ペソ引き上げられた。
フィリピン労働組合会議(TUCP)は今回、首都圏で80ペソ、中部ビサヤ地方で150ペソの賃上げを要求する方針という。左派労組の急進労働連盟(APL)や5月1日運動(KMU)は125ペソの引き上げと、税控除額の拡大を求めている。
これに対し、国家経済開発庁(NEDA)は、高い賃上げ率を設定すれば物価上昇を加速させる恐れがあることから、慎重な対応が必要との考えだ。
国家統計局(NSO)によると、3月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前月比1.0ポイント高の6.4%だった。コメの上昇率は10.9%で、2月の7.7%から伸びが加速。トウモロコシ(8.4%)、シリアル(11.3%)、乳製品(12.4%)、魚(8.5%)、肉類(7.0%)など、食品価格は軒並み値上がりし、国民の生活を圧迫している。
一方、原油価格の高止まりでガソリン、ディーゼル燃料(軽油)、灯油価格は3月初めから計7度値上げされ、1リットル当たりの値上げ幅は計3.5ペソになった。バスやジプニーなど運営業者は石油元売り各社に軽油価格割引(現在1リットル当たり1ペソ)を3ペソ以上に引き上げるよう要請しているが、交渉は難航しているようだ。
■企業業績を圧迫
国内の経済団体は地域賃金生産性委員会の判断には従うとしながらも、賃上げはビジネスコストを押し上げ、企業の業績を圧迫すると懸念を示している。最終的に人員を大量解雇したり、事業所を閉鎖するケースも出てくるとの見方だ。
フィリピン商工会議所(PCCI)のサミー・リム会頭は、生活必需品の価格が上がるたびに賃上げをするのは正しくないと批判。「(コメ急騰のような)一時的現象には緊急手当やコメ補助金などの臨時措置を考えるべきだ」と主張した。
フィリピン日本人商工会議所の大内博事務局長は15日、NNAに対し「最近のペソ高でフィリピンの国際競争力が弱まり、特に輸出産業が厳しい状況にある中、賃上げを求めるのは企業にとって負担になるのではないか」と述べた。
賃金の引き上げを嫌った、企業が従業員の解雇などに、踏み切らなければ良いですが・・・
国民の大半が、貧困層のフィリピンですから、この物価上昇は深刻な問題ですね。。。
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